学習指導要領にも取り上げられ、注目を集める法教育。
法とは何か、どのように作られ、用いられるのかについて、知識だけではなく、その基礎にある自由・平等・公正などの原理・価値を教えるとともに、その知識を応用して使いこなすスキルと、主体的に行動する意欲と態度を身につけるための教育が法教育だと私たちは考えています。
第一東京弁護士会では、学校における法教育をサポートするため、小学校 · 中学校 · 高等学校への講師派遣に特に力を入れています。
また、企業向けに、裁判員制度のための講演や模擬裁判実施も行っております。
ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
所要時間:原則2コマ(45~50分×2)
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民事・刑事の模擬裁判、裁判員評議体験プログラム、配分的正義ルール作りなどをテーマにした ディスカッション、各種講演等、幅広いプログラムを提供しています。
兄弟間での食べ物の分け方、リレーの選手の決め方など、いくつかの設定で、公平かどうかを考えてもらいます(配分的正義)。形式的な平等が必ずしも公平ではない場合があることを理解してもらいます。
ルールのない世界の物語を読み進めながら、ルールや法の意義・三権分立・ルール評価などを学びます。
対象児童・生徒の発達段階に応じたシナリオを使い、生徒が中心になって刑事裁判を演じます。その後、裁判員になったつもりで判決について議論(評議)をします。生徒が反対尋問を考えるプログラムや、裁判部分のDVDを見て評議のみを行うプログラムもあります。刑事裁判の仕組み・意義を理解するだけではなく、他者との評議による事実の多角的検討を学びます。
友人同士のトラブル・ご近所問題などの身近な題材を使い、各自が利害の対立する当事者の1人、あるいは仲裁をする立場になって、調停方式で紛争解決方法を考えます。民事裁判を行うプログラムもあります。対立と合意、利害関係の調整などを学びます。
マンションのペット問題・体育館をつかうクラブ同士の調整などの身近な題材を使い、各自が利害の対立する当事者の1人になりきって、各班におけるディスカッションにより紛争解決方法(ルール)を考えます。ルールや法の意義・ルール評価などを学びます。
中古自転車の売買を行うという設定で、買主又は売主に扮して契約内容について交渉を行い、契約書を作成します。自分や他者の権利・利益を守るために「きまり」を定める必要があることなどを学び、どのような「きまり」を定めたら良いのかを考えます。
避難所に届けられたシュークリームをどう分ければ公平なのか、限られた税金をどう使うべきかなどの題材を用いて、配分的正義について考え、具体的な提案をしてもらいます。
男女差別・年齢による差別などが問題になった実際の裁判を題材にしたテーマを検討します。 憲法14条(平等原則)や配分的正義について学びます。
実際に裁判等で争われた題材を用いて、提案されている法案の是非や改正案を検討します。 法の意義、公平と効率、望ましい法律の条件について学びます。
労働問題について考えてもらいます。架空の事例を用いて、求人票をどう見るべきか、解雇はどのような場合に認められるのかを検討してもらいます。
複数の社会問題のうちどの問題を解決するために国の財源を使用するべきか、飲酒及び喫煙を解禁する年齢を変更すべきかなどのテーマについて、マニフェスト(選挙公約)の内容を考えます。様々な意見や資料を考慮しマニフェストを作成することを通じて、公平と効率、民主主義、選挙権などについて考えを深めます。
裁判、弁護士の仕事、いじめ問題、人権問題など、学校からの要望にお応えして様々なテーマでの講演にも応じています。
夏休み、春休みなどを用いて、子ども向け法教育のプログラムを開催しています。
実施日時は、貴校 · 貴社のご希望に合わせて決めさせていただきますが、担当弁護士のスケジュールや、他校の実施日時との調整の関係上、実施希望日の2ヵ月前迄にご連絡ください。
場所は、原則として貴校 · 貴社に弁護士が出向いて実施いたします。但し、原則として東京都内に限らせて頂きます。
参加される生徒 · 社員の方の人数に合わせて、講堂、体育館、通常教室、会議室等、適宜の場所をご用意ください。
※2022年4月以降の派遣につきましては、派遣授業料として1万円(税込)(原則2コマ・弁護士3名以内
の場合)を頂戴します。
以下の申込書をダウンロードしていただき、所定の事項をご記入のうえ、ファクシミリにて当会までお送りください。また、ご不明な点があれば、以下の問い合わせ先までご連絡ください。
電話:03-3595-8582 FAX:03-3595-8577