本日、当会会員が業務上横領容疑で逮捕されたとの報道に接しました。
報道によれば、当会会員は、被告事件の刑事弁護人を受任していたところ、同事件に係る追徴金の納付に充てるために預かった現金を横領したとのことです。
被疑事実の真偽については、今後の捜査及び裁判を待つことになりますが、被疑事実が真実であるとすれば、依頼者の信頼を裏切るもので、到底許されるものではなく、他会に所属中の行為とは言え、誠に残念というほかありません。
当会は、これまでも会員の不祥事防止に向けて努力してまいりましたが、今後更に会員の弁護士倫理の向上に努め、弁護士に対する市民の信頼確保のために全力で取り組んでまいります。
2023年(令和5年)11月16日
第一東京弁護士会
会長 菰田 優