遺言信託実務研究部会

当研究部会の紹介

 団塊世代の大量定年時代を迎え、今後、世代交代に伴う様々な法律問題、法的紛争が生じることが予想されます。当部会は、このような世代交代に伴う法的紛争処理の社会的ニーズに応えるべく、遺言信託という法的技術を中核に据えて、事業承継、渉外相続、福祉信託、夫婦間財産契約等のテーマを総合的、横断的に研究し、世代交代に伴う諸問題の法的処理方法を新たなビジネスモデルとして構築することを目標としています。具体的には、各テーマの研究、研修会開催、出版、講師派遣等の活動を予定しています。

 遺言・相続についての基本的な事柄を取り扱う会合(勉強会)も定期的に開催しておりますので、若手会員の積極的な参加をお待ちしています。

第一東京弁護士会遺言センターとの研修会の共催

 当会の遺言センターの名簿に登録するためには、同センター及び当部会が共催する研修会を受講することが義務付けられております。当部会は、同センター委員とともに,この研修会のテーマ選定、開催準備、講師派遣等を行っております。

出版活動など出版活動

 当部会では、研究活動の成果として、次のとおり書籍を刊行しました。多数の部会員が分担して執筆しています。

  • 法実務シリーズ 第一東京弁護士会総合法律研究所研究叢書(2)
  • 『遺言信託の実務』第一東京弁護士会 総合法律研究所
  • 出版年月:2010年4月(清文社) 価格:2,500円(税別)
 

勉強会の開催

 当部会では、基本的な知識,新しい裁判例、遺言執行と弁護士倫理の問題等を確認、勉強するための勉強会を、毎月1回開催しております。部会員が持ち回りで報告を担当するのですが、通常業務の負担にならない程度のレジュメや資料をご準備いただき、30分~45分程度で終了する内容で実施しております。


今後の予定

 当部会は、今後も、遺言信託実務に関する研究、研修会・セミナー等の開催、講師派遣、出版を行うほか、実務家や学者との交流も深めながら、遺言・相続関連全般につき、時の要請に応じて随時活動を行っていく予定です。

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