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第三十八回渋谷法律相談センターコラム「相談時間を有効に使うために」

法律相談センターでの相談は、1コマ30分となっています。弁護士もできるだけ30分の中で適切かつ有益なアドバイスをするよう努力していますが、いざ相談が始まると30分はあっという間に過ぎてしまいます。

特に、事案が複雑であったり、登場人物が多いような場合には、情報をお聞きするだけでも相当の時間を要します。また、相談者の方も、いざ相談が始まると思うように話せないということもあるかと思います。

そこで、相談時間を有効に使うために、事前に簡単にご準備頂ける方法を2つご紹介します。

1 聞きたいことをメモしておく

法律相談で弁護士に聞きたいことをメモしておいて頂くと、「聞こうと思っていたのに聞き忘れた」ということを防げます。また、弁護士も、法律相談の中でどこに重点を置くべきかの参考にできます。

もっとも、30分の相談時間で重点を置いてお話しできるのは、多くて3点程度です。したがって、聞きたいことがたくさんある場合には、その中から特に聞きたい3点程度を決めておいて頂くのがよいでしょう。

2 登場人物・関係図を書いておく

特に相続のご相談は、登場人物が多くなりがちです。また、相談者の方にとっては顔も名前もわかっている人物でも、弁護士にとっては初めて聞くお話です。例えば、「父は3きょうだいで」という情報だけでは、「3兄弟」なのか「3兄妹」なのか、またお父様が何番目の子なのかはわかりませんので、どうしても聴き取りに時間がかかってしまいます。

手書きで構いませんので、事前に関係図(いわゆる家系図のようなもの)を書いておいて頂くと、弁護士もすぐに関係性を把握でき、聴き取りにかかる時間を短縮できますので、具体的なアドバイスにより多くの時間をかけることができます。

なお、実際にご親族のお名前を出して相談されても、弁護士が口外することはありませんのでご安心ください。