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第五回渋谷法律相談センターコラム「事件は1つとして同じものはない~インターネットで調べるだけで大丈夫か?」

最近、インターネットで検索をすれば、直ぐにいろいろなことを調べることができます。

交通事故でも相続でも、まとめサイトなるものなどで情報が出ておりますし、質問をすれば弁護士が答えてくれるというサービスもあるようです。

インターネットで必要な情報を得られるのだから、敢えて弁護士に相談しなくてもいいと思ってしまっても、仕方がないのではと思います。実際に、弁護士の私もインターネットで調べものをすることもありますし、相談者様から、「ネットでも調べてたのですが・・・」という話もよく聞くようになりました。今後は、人工知能(AI)の発達により、事例検索などもコンピューターが行うことが可能となるようです。

しかし、インターネットに出ている情報の中には、これはどう考えても違うのではないかというものもあります。古い裁判例に基づく情報のままだったり、事案が特殊なのに、あたかも一般論であるかのような記載がされているものもあります。

社会で生きている人が一人一人異なるように、それぞれが直面する事件も事情がそれぞれ異なっています。事細かに質問サイトで事情を記載すればインターネットの相談で解決するかもしれませんが、プライバシーの関係からすると、それもやはり限度というものがあります。そのプライバシーに関わる情報が欠けていたことから、インターネットで得られた回答が正確ではなかった、という事態も十分考えられます。

そうしますと、やはり資料を持って面と向かって法の専門家に相談をした方が、間違いがないと思います。

法律相談センターに直接お越しいただければお分かりになりますが、個室で相談を受けますので、相談者様の相談が他の方に聞こえるということはありません。それに、弁護士には守秘義務がありますので、相談者様の話の内容が漏れるということもありません。

それに、何といっても、顔の見えない人からの話を信用できないでしょう。顔が見えるということは、それだけ責任がかかるという事ですから、その分信頼できます。

ですから、インターネットの回答はあくまでも一般論として参考にとどめながら、実際に弁護士に相談をした方が良いと思います。

もちろん、その時には関係しそうな資料は全てご持参ください。