• 2015.07.02
  • 声明・決議・意見書

元当会会員の逮捕に関する会長談話

 今般、渡部直樹元弁護士が、警視庁により業務上横領の嫌疑で逮捕されたとの報道に接しました。弁護士に対する信頼を著しく損なうものであり、重大な事態であると厳粛に受け止めております。
 報道によれば、渡部直樹元弁護士は、当会会員であった当時に、成年後見人として管理していた財産を横領した疑いがあるとのことです。渡部直樹元弁護士は、2014年(平成26年)3月14日に他弁護士会に登録換えのうえ、同年10月9日に、弁護士登録を抹消しました。
 当会では、不祥事の芽を早期に摘み取るべく市民相談窓口の機能を拡大し、不祥事の根絶に向けた努力を続けているところです。特に弁護士による預り金の着服については、債務整理事件、成年後見事件及び未成年後見事件など預り金を保管する業務を行う弁護士に対する監督を強化するなど、今後も弁護士に対する市民の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です。

2015年(平成27年)7月2日
            第一東京弁護士会 
会長   岡    正 晶

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